社会福祉法人大吉会では、越谷市とさいたま市で特別養護老人ホームを3施設運営しております。当法人は「あなたもよかった　私もよかった　まわりもよかった」を理念に、ご利用者様とご家族様と施設が三位一体の関係を大切にしております。
サービス内容につきましては、原則要介護3以上のご利用者様を対象にしており、生活援助以外でも季節の行事やユニット毎での企画、施設全体での企画を開催しております。
また胃ろうやインシュリン等の医療行為が必要な方のお受け入れをしております。また、平成30年度から「看取り」対応のご利用者様のお受け入れを開始しております。住み慣れた生活の中で最後の瞬間までお手伝いさせて頂けることは、介護職としての心身を成長につながる貴重な経験となります。

短期入所生活介護は通称「ショートステイ」と呼ばれています。その名の通り1泊2日～長い方では数か月と、ご家族様の要望で短期間からご利用して頂ける施設になっています。ご利用対象者はご自宅で生活されている方ですので、介護度の低い方から高い方と幅広い層のご利用者様に利用して頂いています。また、ご自宅への送迎業務など特別養護老人ホームには無いサービスなどがあるため、ご利用者様の家族と直接お話したり、その方のご自宅の状況を確認したりと、介護技術だけでなく、「その方の生活環境に沿って、どのように介護をさせて頂くか。」という介護感や想像力を培うことが出来ます。これから求められる在宅介護の力を養えます。

住み慣れたご自宅や地域の中で、少しでも長く自分らしい生活を継続して頂きたいとの思いから、「自立支援介護」に取り組んでいます。過剰な身体介助を行わず、どのような声掛けを行えばご利用者様の意欲向上につながるか？どのような環境を用意すればご利用者様の身体が自ずと動き出すか？を日々考えています。例えば、朝のバイタル測定やお茶の準備、浴後のドライヤーや、お食事の準備・片付けなどの生活動作はご利用者様にご自分でやって頂き、職員は見守りと補助に徹します。そして、積極的にねぎらいの声掛けをすることで「まだできる」「もっとやりたい」と自己肯定感や意欲の向上に繋げ、さらにご自宅での生活意欲の向上に繋げています。

グループホームとは、認知症を患った高齢者の方が、持っている能力を最大限に生かし、共同生活を通じ、住み慣れた地域で可能な限り生活していく事を目的とした施設です。
私たちのグループホームでは、ご利用者様が安心して健康な生活ができるように、様々な取り組みを行っています。できる限り自立した生活をして頂く為、なじみのある家事のお手伝いをして頂く「家事支援」を始め、紅葉する木々に囲まれて行う「バーベキュー」や、夕方に出発し、クリスマスイルミネーションや東京タワーなどを巡る「夜景外出」など特徴的な外出行事を通じ、「ご利用者様の笑顔を引き出す介護」、「ご本人様、ご家族様に寄り添う介護」を目指しています。

イハシグループ全ての居宅介護支援事業所は、サービス事業所に併設していますので、多くのケアマネジャーがキャリアをスタートした介護現場と近い場所で、初心を忘れることなく業務を行うことが出来ます。担当しているご利用者様が併設のサービス事業所を利用されている際には、アセスメントやモニタリングをしたり、ご自宅では聞き出せない情報を収集することも可能です。また、グループ全体で20名ほどの経験豊富な介護支援専門員、主任介護支援専門員が在籍しています。事業所内での会議は勿論ですが、定期的に合同研修会を開催し、ケース検討や社会資源の共有、運営規定の解釈等を取り上げています。学びを深め、業務に不安を感じないよう支援を行っています。

地域包括支援センターとは、「地域の介護の相談所」です。各地区に設置されており、主任介護支援専門員、保健師、社会福祉士の専門職が所属している事業所です。そのため、介護の事で分からないことがある方は地域包括支援センターに相談し、介護サービスをどのように利用するのか、地域の高齢者の心配事等、幅広い内容について相談することが出来ます。また、「認知症サポーター養成講座」や「介護者サロン」等の地域住民の方への介護に関する出前講座なども実施しており、地域介護の育成機関としての役割も担っています。知識や技術、経験を必要とする機関ですが、これからの超高齢化社会において欠かせない重要な役割を持っています。